ナチュラルな質感が魅力的、天然石を使った個性派ウォッチに注目


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天然石ならではの質感が魅力“ストーンウオッチ”に注目
ここ1年ほどで急に存在感を増してきたのが、天然石やウッドなど、あまり時計の素材に使われることのなかった特殊な素材を使った時計たち。その独特の質感と佇まいは、いままでの時計にありそうでなかった個性を主張する。今回は、そんな特殊な素材を使ったモデルをクローズアップしていこう。

天然石の風合いは独特で唯一無二
一般的に時計に使われる外装素材というと、圧倒的に多いのがステンレススチール。そのほかだとチタンなどの硬質金属や、ゴールドやプラチナなどの貴金属といったところがよく知られており、あとはプラスチックやシリコンなどが目立つくらいだろう。
しかしここ数年、レーザーなどの精密加工技術が進化したこともあり、いままで時計には使われてこなかった素材を取り入れる意欲的なブランドが増えてきた。まだ静かなブームではあるが、今後大きなトレンドになっていきそうな雰囲気もあり、目ざとい時計ファンであればいまのうちからチェックしておいて損はないはずだ。
なかでもファッション小物として急激に注目度を上げているのが天然石を使ったアイテムだ。宝石やラインストーンではなく、あくまでも日ごろ見慣れている石なのだが、これが時計として腕に装着すると独特の雰囲気があり、ミステリアスなたたずまいがいいアクセントになってくれる。
ただし石材も木材などと同様に、やはり加工が難しい素材で、時計の素材として使うのは高い技術が要求される。それでも近年はレーザー加工の精度アップとともに加工技術を駆使して、石を薄くスライスして文字盤に使ったりするケースが増えてきている。
天然石は個体ごとに微妙に文様や色合いが異なるので、自分だけのエクスクルーシブなモデルとして愛着も湧きやすい。天然石独特のざらついた質感と、金属よりも柔らかみのある風合いは、時計としてはかなりインパクトが大きい。いまはまだ扱っているブランドも少ないが、今後は増えていく可能性大だ。

 

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BOND STONE(ボンド ストーン)
タイガーアイ
文字盤に天然石を採用した日本発の個性派ブランド。このモデルの文字盤に使われているのはタイガーアイという天然石。仕事運や金運アップの効果もあるというパワーストーンとして知られている。
■ステンレススチールケース(ストラップは別売り)。ケース径40mm。5気圧防水。クォーツ。1万円

【問い合わせ先】
アインバンド(☎0748-826-5790)
“ボンドストーン”の公式オンラインショップへ

 

天然石時計のここが魅力-1
バリエーションの豊富さも天然石の魅力
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天然石は非常に割れやすく加工が困難だとされ、一部の高級ブランドだけで採用されてきた。近年は高性能な加工機器の登場により、天然石を文字盤に使用しやすくなっているのだ。使用できる天然石のバリエーションも増えており、ボンドストーンではお守りとしても人気の高い、ラピスラズリ(右)、ターコイズ(左)、タイガーアイ(下)など、多彩な素材がラインナップされている。それぞれ、色合い、質感などは異なり、独特の魅力を感じさせる。

天然石時計のここが魅力-2
硬質だけど金属とは異なる温かみのある質感
石という素材の硬質でありつつ温かみを感じさせるミステリアスな質感は、実は時計によくマッチする。現時点で積極的に石を使った時計を手がけているブランドは、かなり市場に先駆けているといえるが、ここ1~2年でレーザー加工技術が急速に進歩していることもあり、今後はハイブランドも含めて多くの新規参入が見込まれる。手に入れるならいまがベストだ。
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文字盤に使われた柔らかみのあるブラウントーンの鉄平石が、従来の時計にはなかったマーブル模様を描いている。
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溶岩を使ったベゼルのまだら模様は、金属では表現し得ない質感。深みがある神秘的な色合いだ。

 

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KOMONO(コモノ)
ルイス グレイ スレート
長野県で採掘される鉄平石を極薄にスライスし、文字盤の素材として使ったユニークなモデル。外装用建材としても使われる鉄平石は、比較的剥離が容易なので素材として用いられることになった。ストラップまで石の質感が楽しめるのも大きなポイントだ。
ストラップはソフトレザーをベースに、表面に超極薄にスライスされた鉄平石を貼り合わせるという驚きの仕上げがなされている。触ってみるとスウェードのようなざらついた感じがあるが、その感触はたしかに石そのもの。これをレザーに貼り合わせ曲げても折れないように加工した技術力はかなりの驚愕ものだ。使っていくうちに微妙に風合いが変わってくるので、その変化も楽しんでほしい
■Ref.KOM-W4052。ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径40mm。5気圧防水。クォーツ。1万9440円

【問い合わせ先】
H゚M’S” Wat chStore 表参道(☎︎03-6438-9321)
“コモノ”の公式オンラインショップへ

 

VISCONTI(ヴィスコンティ)
ラバ イタリアン スタイル
高級筆記具ブランドとして知られるヴィスコンティが手がけるウオッチラインで、このモデルはケース素材に溶岩を採用した奇抜なモデル。溶岩ケースはアウターケースで保護されており堅牢性を確保。素材に凝っている割にリーズナブルな価格も魅力だ。
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希少な溶岩をミドルケースでがっちりサンドイッチ
溶岩は溶融物質が複雑なため、その色味や文様も非常に個性的だ。今回のモデルの場合、衝撃による割れやクラックから守るという意味もあり、ラグやケースサイドはステンレススチールでカバーするというコンビネーション技で強度をアップさせている。溶岩と金属の素材感がミックスされ、全体がよりボリュームアップされるというデザイン面での利点も大きい。
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■Ref.KW13-21。溶岩+ステンレススチールケース(ブラックPVD加工)、レザーストラップ。ケース径42mm。5気圧防水。自動巻き。11万8800円

【問い合わせ先】
ユーロパッション(☎03-5295-0411︎)
“ヴィスコンティ”の公式サイトへ

 

まだまだある、いま押さえておきたい四つの特殊素材時計
天然石を使った時計以外にも、特殊な素材を使ったモデルはまだまだある。そこで、ここからは素材の違いが個性を主張する4つのモデルをセレクトして紹介。それぞれ、素材の持ち味を巧みに引き出したデザインがほかにはない魅力を感じさせてくれる。

 

LAPS(ラプス)
Kaa Blue-30mm
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スネークレザーを文字盤に採用
パリ発の個性派ブランド、ラプスは、オーナー兼デザイナーのアントン・メルシエ氏が手作業で仕上げた文字盤が特徴。ヘビ皮を採用したエキゾチックなデザインが目を引きつける。
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■Ref.LP-M30-KB。ステンレススチールケース、パーロンストラップ。ケースサイズ35×26mm。クォーツ。2万4710円

【問い合わせ先】
H゚M’S” Wat chStore 表参道(☎︎03-6438-9321)
“ラプス”の公式オンラインショップへ

 

FORTUNATO(フォルトナート)
コンサイス
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味わいを増す上質なレザー文字盤
時計用ストラップの専業メーカーとして創業後、2015年から時計の製造を開始した新鋭。イタリアン・ベジタブルタンニン・レザーを採用した文字盤は、使うほどに味わいを増し、独特の質感を楽しめる。
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■ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径44mm。3気圧防水。クォーツ(Cal.MIY OTA2115)。2万7000円

【問い合わせ先】
サイバーエッジ(☎︎052-684-5091)
“フォルトナート”の公式サイトへ

 

TACS(タックス)
ネイチャー エル
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アセテートで木材の質感を表現
アセテートでまるで木材から削り出したかのような独特の質感を表現したモデル。レーザー刻印を施したインデックスもユニークだ。
ST-6
■Ref.TS1401B。アセテートケース、レザーストラップ。ケース径43mm。50m防水。クォーツ。1万7280円

【問い合わせ先】
マーサインターナショナル(☎︎03-5541-0170)
“タックス”の公式サイトへ

 

LOCMAN(ロックマン)
ステルス トレチェントメトリ カーボン オートマチック
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鍛造成形されたカーボンケース
高価なモデルにしか利用されていなかったフォージドカーボンケースを、独自の量産技術で実現。
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■Ref.216。フォージドカーボンケース、シリコンストラップ。ケース径46mm。300m防水。自動巻き(Cal.SI01)。23万7600円

【問い合わせ先】
ロックマン ジャパン(☎︎03-6264-5552)
“ロックマン”の公式オンラインショップへ

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