予算3万円以内! 編集部:船平のカジュアル時計レビュー/ラプスのアートな腕時計


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編集部のカジュアルウオッチ担当:船平が、実機を見て“コレは欲しい!”と思ったモデルを本音でレビュー。3万円以内の予算で毎週1モデルを紹介していく。第3回は“LAPS(ラプス)”の時計をお届けしよう。

LAPS
ラプス

スイス、ドイツ、イタリア、そして我らが日本など、時計産業が盛んな国は様々あるが、ここ最近になって、じんわりと勢力を拡大している国がある。それが、フランスだ。定番のリップに加え、休眠から復活したウルトラ、オキシゲン、ジャズ、さらに新たに誕生したブリストン、マーチなど、様々なブランドが日本市場に上陸しており、にわかにファッションウオッチ界で注目のジャンルとなっているのだ。

ミニマルなデザインを好む北欧、インダストリアルで重厚なデザインを好むドイツなど、時計のデザインにはそれぞれ、国によって傾向が見られるのだが、フランス時計に関しては、ファッションと芸術を愛するお国柄を反映し、装飾的でアーティスティックなデザインを好む傾向が強いことがおおまかな特徴。

今回は、そんなフランス時計のアーティスティックな側面を象徴する、個性派のファッションウオッチ “LAPS(ラプス)”の新作モデルをレビューしていこうと思う。

 

》デザインの印象は?
一番の特徴といえるのが、パリ市内、ファッションの中心地、マレ地区のアトリエで職人がハンドメイドで製作しているという文字盤だろう。
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これまでにも“LAPS(ラプス)”ではヴィンテージの写真、レザー、葉巻の葉っぱなど、普通なら時計の文字盤には使わないような素材を採用しているのだが、今回は、1960年代に世界中でブームを巻き起こしたサイケデリックなアートやグラフィックを文字盤に採用。
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このモデルでは、古典的な立体映像技術であるアナグリフでサイケデリックなピエロのイラストをデザインしており、フランスらしいエスプリの効いた個性的なスタイルを生み出している。

ただし、単純にサイケデリックなデザインというだけで終わらせていないのが、個人的に物欲を刺激されたポイント。

現在のメンズウオッチのサイズ感からするとかなり小振りなレクタンギュラーケース、ヨーロッパ発信で人気が再燃しているナイロン素材を編み込んで作られるパーロンベルトなど、1960年代後半から70年代の流行を感じさせるレトロなディテールに合わせて、サイケなイラストも60年後半の雰囲気に仕上げられているのだ。

程よい毒気と、レトロで落ち着いた雰囲気の不思議なバランス感が、なんとも言えない魅力をかんじさせている。

 

》装着感は?
縦が約35mm、横が26mm、厚さが約8mm。小振りなサイズなのでフィット感は良好だ。
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メンズモデルとしては、かなり小さめのサイズだが、文字盤のインパクトが強いので実際に着けると実寸よりも大きめの印象を感じさせ、程よい存在感を主張してくれる。

 

》ベルトの作りもチェック!
バネ棒を通してケースに装着する引き通しのパーロンベルトを採用。
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ナイロンの束を編み込んで作られているので通気性が高く、軽い着け心地を感じさせる。ナイロン製なので、やや堅い質感なのが好みの別れるところだが、湿気の多い夏場にはおすすめなベルトといえるだろう。

 

【総評】
文字盤にインデックスはなく、サイケなピエロのイラストのみ。
時間を正確に知りたいという人にはやや不向きなモデルだが、そのアーティスティックでレトロなデザインは、ほかにはない魅力を感じさせる。
小振りで装着感良好なデザインも好印象だ。
今回は、正直言って個人的な好みがかなり強く影響しているのでデザインが好みに合うがどうかが大前提となるが、ファッションアイテムとしての価値を重視して時計を選ぶなら、とても魅力的なモデルといえるだろう。
量産されるプリント文字盤ではなく、職人がハンドメイドで素材をカットして文字盤を製作しているというストーリーもポイントだ。

 

》編集部のオススメモデル
LAPS(ラプス)
クラウン
1960年代から1970年にかけて発展したサイケデリックムーヴメントの影響を感じさせるアートデザインを採用。
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■Ref. LP-S26-CLW。SS(35 mmサイズ)。3気圧防水。クォーツ。1万8144円

文◎船平卓馬(編集部)

【問い合わせ先】
H°M’ S” WatchStore 表参道
》LAPS(ラプス)公式オンラインショップ
https://www.hms-watchstore.com

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