New 予算3万円台、編集部:船平のカジュアル時計レビュー/ヴォイドのデジタル時計


V-TT
編集部のカジュアルウオッチ担当:船平が、実機を見て“コレは欲しい!”と思ったモデルを本音でレビュー。これまで3万円以内の予算で毎週1モデルを紹介してきたが、今回は予算3万円台で時計をセレクト。“VOID(ヴォイド)”の時計をお届けしよう。

VOID WATCHES
ヴォイド

ドイツで誕生したミニマルデザインの原点バウハウスの影響を受けつつ、独自に進化を続ける北欧デザインウオッチ。
一般的に北欧デザインウオッチの多くは、アルネ・ヤコブセンのバンカー、ステーションなどのようにバウハウスの影響を受けて生まれたミニマルなスタイルがほとんどだったが、この数年の間に北欧のミニマリズムをベースにしつつ、アレンジを加えた新世代が登場している。
そのデザインの傾向は大まかに二つ。ひとつめは、日本に北欧デザインウオッチを定着させたスカーゲンに代表されるデンマーク系のブランドが得意とするシンプルモダンデザイン。
一方で、カジュアルな感覚やファッショ性をプラスしたモダンデザインを得意とするのがスウェーデン系のブランドだ。

今回レビューする“VOID WATCHES(ヴォイド)”もそんな新世代のスウェーデンウオッチを象徴するブランドのひとつ。スウェーデン最大のデザインコンサルタント会社でプロダクトデザイナーとして活躍したデビッド・エリクソンが、2008年に立ち上げたカジュアルウオッチブランドだ。

 

》デザインの印象は?
ずばり、デザインの特徴は、ありそうでなかった“北欧ミニマルデザインとレトロなデジタル時計の融合”。
V-1b
デザイナーのデビッドが蚤の市で手に入れたという1970後半から80年代に作られたレトロなデジタルウオッチがデザインのモチーフになっており、フロントを大胆に二分割してデジタルディスプレイを下段に配置した独特のレイアウト、レクタンギュラーケースの組み合わせが、インダストリアルでミニマルなデザインに、レトロなデジタル時計のエッセンスをプラスしている。
V-1a
スマートウオッチの勢いに押されてシンプルなデジタル時計は流通量が減っているため、このいかにも“デジタル時計”、という潔いデザインが逆に新鮮な印象を感じさせるのも魅力といえるだろう。

 

》装着感は?
ケースは縦が約42mm、横が約36mm、厚さが約8mm。フロント部分、裏ブタともにフラットな形状になっているので装着感が気になっていたのだが、ラグをなくしてケースに直接ベルトを設置する構造を採用することで、手首のホールド感を強化。
V-1d
違和感やストレスを感じることなく装着できる。

 

》ベルトの作りもチェック!
ベルトは柔らかい質感のカーフレザーを採用。購入したばかりでも手首にしっくりとフィットしてくれるが、その反面で、デリケートなため、すり傷が付きやすいので注意したい。
V-1c
クリッカーを備えた仕様ではないため交換にはバネ棒外しが必要だが、夏場は耐水性のベルトに付け換えて時計を着けるのがおすすめかも。

【総評】
北欧ミニマルデザインとレトロなデジタル時計、2つのエッセンスを融合した独自のコンセプトに思わずニヤリとさせられる、大人のためのデジタルウオッッチ。
一見するとシンプルで何気ないデザインに思えるが、レイアウトのバランスや装着感を考慮して緻密にデザインされており、噛めば噛むほどに愛着が増す、不思議な魅力を備えている。
少し気になるのが、マット仕上げのケース。個人的にマット仕上げのケースは大好物ではあるのだが、繊細な質感に仕上げられているため、粗めのマット仕上げに比べて皮脂よごれが若干目立ちやすいのだ。装着後は、そのままにせずケースを拭いておくことをおすすめしたい。
カジュアルでスポーティな印象が強いデジタル時計だが、北欧らしいミニマルデザインをベースにしているので、大人でも違和感なくデイリーウオッチとして着けられるはずだ。

 

》編集部のオススメモデル
VOID WATCHES(ヴォイド)
V01MK II
1970年代後半から80年代のデジタルウオッチからインスパイアされたヴォイドの代表モデル。デザインの面白さもさることながら、サファイアガラス風防、5気圧防水と、実用性をしっかり考慮した作りであることも好印象。
V-1
■Ref. VID020077 。SS(約36×42mmサイズ)。5気圧防水。クォーツ。3万3480円

文◎船平卓馬(編集部)

【問い合わせ先】
ピーオーエス
☎04-2938-2277︎
http://www.post-select.com/#/category/product/void/

カテゴリー: ニュース, 新商品情報   タグ: , , ,

コメントは受け付けていません。