予算10万円台、変形ケースが目を引くZODIAC(ゾディアック)の復刻モデル/編集部:船平の時計レビュー


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編集部のカジュアルウオッチ担当:船平が、実機を見て“コレは欲しい!”と思ったモデルを本音でレビュー。今回は、60年代のヘリテージモデルをベースにした、“ZODIAC(ゾディアック)”の復刻モデルをお届けしよう。

ZODIAC
ゾディアック

ここ数年、時計界でトレンドとなっている復刻モデル。高級ブランドから中堅ブランドまで、様々なモデルがリリースされているのだが、なかでも個人的に注目しているのが、1960年代後半から70年代の時計をベースにしたモデルだ。

70年代の時計は奇抜なデザインのモデルが多く、これまで本格時計の世界で軽視されることの多かったのだが、カラフルな色使いや、変形ケースなど、独特の近未来的デザインが再評価され、近年、じわりと人気が高まっているのだ。
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今回、レビューするのも、そんな70年代独特のデザインを再現したモデルのひとつ。1960年代~ 70年代にかけて人気を集めた“ZODIAC(ゾディアック)”の変形時計“オリンポス”を復刻したヘリテージコレクションだ。

》デザインの印象は?
オリジナルモデルはその独特のフォルムから〝スティングレイ(エイ)〞の通称で知られ、ケース上部と下部で、正反対の曲線を組み合わせたデザインが個性を主張。
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二つの研磨(サンレイと同心円)を使い分けて文字盤を4分割したデザイン、やや背の高いインデックス、先端を文字盤に向けて曲げた針など、ケース以外のパーツにもこだわりが光る。
ただし、単純にオリジナルの意匠を再現したわけではないのが憎いところ。復刻モデルはあえてオリジナルモデルより1mm大きい37mmにデザインされており、レトロな雰囲気を残しつつ、現代のニーズにマッチするスタイルに仕上げられている。

》装着感は?
ケースのサイズは37mmで、厚さは約9mm(筆者が計測)。自動巻きムーヴメントを搭載しているため、裏ブタはやや厚めに設計されている。
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ラグの先端と手首の間に隙間が生じているのが少々気になっていたのだが、ケース自体が小振りなことに加え、ミドルケースをカーブさせることで手首になじむ装着感を実現している。

》ベルトの作りもチェック!
ケース、文字盤のレトロな雰囲気に合わせて、ダメージ加工を施したブラウンのレザーベルトを採用。
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ラフな作りなので高級感は期待できないが、ベージュカラーの文字盤とのバランスもよく、柔らかい質感のため、購入直後でも手首にしっくりとなじんでくれる。簡易的なものだが、裏面に撥水加工が施されているのも好印象だ。

【総評】
現在もアンティーク市場でマニアックな人気を誇る“オリンポス”を再現。
鏡面とヘアラインを組み合わせて仕上げた変形ケースなどディテールも丁寧に作られており、ムーヴメントはグループ傘下のムーヴメントメーカー、STP社が開発した自社製のCal.STP3-13を搭載するなどバリューも高い。
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あえて気になる点を言うならば、シンプルすぎる針の作り。もう少し厚みを持たせ、立体的な造形に仕上げたならば、さらに質感と魅力が増すのではないだろうか。
日常使いできる少し変わり種の時計を探しているならば、ぜひチェックしておきたいモデルと言えるだろう。

》編集部のオススメモデル
ZODIAC(ゾディアック)
オリンポス
1960年代~ 70年代にかけて人気を集めた変形時計“オリンポス”を復刻したヘリテージコレクション。70年代らしいアンバランスなデザインがマニア心をくすぐる。
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■Ref.ZO9703。SS(37mm径)。5気圧防水。自動巻き(自社製Cal.STP3-13)。11万7180円

文◎船平卓馬(編集部)

【問い合わせ先】
フォッシルジャパン
TEL.03-5992-4611
》ゾディアック公式オンラインショップ
https://zozo.jp/men-brand/zodiac/wrist-watch/

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