KOMONO、5人の目利きが語る いま、ぼくらが コモノに注目する理由-特集記事


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アントワープ発の時計ブランド、KOMONO(コモノ)。この時計の人気が、いまじわりと高まっている。そこで今回は本誌編集長がホストとなって、セレクトショップのバイヤーやスタイリストなどその道のプロを集めて、その魅力を様々な角度から検証してみた。
“KOMONO(コモノ)”の公式オンラインショップへ

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タイムギア編集長:船平卓馬
本誌編集長。2018年6月からは、時計専門のクラウドファンディング、WATCHMakers(ウオッチメーカーズ)の責任者も務める

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スタイリスト:佐野 旬
メンズやレディースのファッション誌のほか、テレビでも有名タレントのスタイリングを担当。無類のアウトドア好きとしても知られる

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シップス プレスSEC:目黒龍太
人気セレクトショップ、シップスのプレスを担当。今回はファッション業界の目線から“コモノ”の魅力を語ってもらった

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オンタイム チーフバイヤー:浦和智之
カジュアルウオッチから本格時計まで、幅広いモデルを揃える人気時計セレクトショップ、オンタイムのチーフバイヤー

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H ゚M’S” ウォッチストア MD:野川優司
コモノのほか、ダニエルウェリントン、アイスウォッチなどを扱う、正規輸入代理店ビヨンクールのセレクトショップでMD を担当

 

基本はシンプルだけどディテールの丁寧さが光る

︱最近の時計とファッションの関係性をどう見てますか?

目黒龍太(以下目)スマホが普及したばかりのころは、時計をしている人がぐっと減った印象があったんですけど、最近はまた時計に注目している人が増えているなって店頭でも感じますね。お客さんも時計についてすごく情報を持っているし、目が肥えてきていると思います。
野川優司(以下野)時計バイヤーの自分が言うのも何ですが、時計の機能はスマホでも十分賄えるわけだし、人々が時計に求めるものが以前と変わってきていると感じます。機能面よりは、ステイタスや自己主張という意味合いが強くなっている。
浦和智之(以下浦)渋谷や原宿を歩いていても、時計している若い人がすごく増えてますよね。大学生くらいのお客さんが対象のセレクトショップでも、時計が目立つ位置に置かれているし、確実に注目度は高まっている。一時期は女の子が大きめの時計を着けるのがかわいいって流れがあったけど、そこから男の子に派生していって、時計の良さが見直されていった気がしますね。
佐野旬(以下佐)夏場は半袖になるし、やはり時計は特に目につきますよね。だからコーディネイトでは、みんなファッションとのバランスにこだわりたいんじゃないかな。

︱好きな時計のタイプは

 とにかく派手なやつ(笑)。この真っ赤なモデルとか、ほかのブランドにはない感じがして好きですね。
 やっぱりデザインが大事です。あと合わせるのがスーツか、カジュアルかっていうのもポイントになっていて、“コモノ”はバリエーションが多いから、ライフスタイルに応じて選びやすいと思う。
 “コモノ”の場合、シンプルなんだけどちょっとだけ捻っていて変化球なのが面白いですね。最近はお客さんも直球ど真ん中はちょっと飽きが来ているようで、ベースはシンプルでもディテールで個性を感じさせるっていう時計が求められる傾向にあるんです。そういうトレンドに“コモノ”はマッチしていると思います。

︱たしかに色使いなども含めて、シンプルさを壊さない程度の個性付けがうまいですよね。

 店頭でほかの定番ブランドと一緒に並べても、“コモノ”に対する反応っていいんですよ。什器や広告も含めてビジュアルイメージにすごく力を入れていますが、そのことがお客さんに確実に響いている。
 シンプルでベーシックっていうと、どうしても色使いがブラックやブラウンといった方向に向かいがちだけど、“コモノ”を見ているとレザーストラップのカラバリの豊富さや柄の個性などがユニークですよね。従来の時計ブランドがあまりやらない色使いもあるけど、そこが面白いし、新しい流れを作っていると思う。
 シンプル系だと無機質な時計が多いですけど、“コモノ”の場合はシンプルなんだけど華やかさがありますよね。

︱時計雑誌的な視点でいうと、基本的な部分でのクオリティの高さを感じます。ケースエッジの面取りとか非常に丁寧で、この価格帯のモデルとしてはかなり頑張っていますね。それがトータルな製品としての完成度につながっていて、時計オタクだけではないファッション感度の高いユーザーにも響いているんだと思います。

 あとこの鉄平石という天然石を使ったモデルも面白いですよね。文字盤の素材に石を使うくらいならありそうだなって思うけど、ストラップまで石をトレースして、文字盤からストラップまで質感をキープしているっていうのはすごい。石の文字盤は“コモノ”の後にほかのブランドもやってたりして、ちょっとトレンドができてきた感じがありますけど、ほかと違う魅力を感じます。

デザインに加えサイズ感もトレンドにマッチ

︱そのほかに印象的なモデルってありますか?

 さっきも言ったけど、僕がしているウィンストン リーガルのオールレッドのような、シンプルなのにストラップまで含めて全部が赤いモデルって珍しいんですよ。こういう時計ってスタイリングのアクセントになるし、1本持っておくとすごく便利。
 最近はファッションも白や黒などのベーシックなカラーリングが強いので、“コモノ”は合わせやすいですよね。同じ色でも微妙に型の違うバリエーションが豊富なので、そこで何本か持っているとさらに広がってくると思う。
 サイズ感も40㎜くらいでちょうどいい感じ。ちょっと前まで大きなサイズが流行っていたけど、ここ3年くらいで人気のサイズもぐっと小さくなってきていますからね。メンズが小さくなってレディースが大きくなる傾向にあるので、いまだと“コモノ”ってちょうどユニセックスで使えるサイズ感かも。
 トレンドってどうしてもサイクルがあるし、時計のサイズ感もまた微妙に変わってくると思うけど、“コモノ”のサイズはちょうどいまのトレンドですよね。1本あるとカップルで使える。

︱特に人気のあるモデルは?

 うち(シップス)で人気があるのはウィンストンのブラックです。汎用性が高いデザインだと思います。
 うち(オンタイム)はワルサーコレクションが圧倒的人気ですね。あと7角形のオーソンも意外に人気があります。店頭に置く前はマニアックなデザインだしそんなに売れるかなって思ってたけど、インパクトが強いことがポイントになってかなり需要がありますね。最近は「“コモノ”ありますか?」って指名買いするお客さんも多いし、ブランドとして浸透してきている感じがあります。
 ブランド名の響きもいいですよね。日本人だったら絶対つけないブランド名だろうけど、なじみがあって親近感も湧きやすい言葉だし、それでいてオシャレだし。

︱着こなしまで含めて、"コモノ"を中心とした今季のおすすめコーディネイトはありますか?

 この夏なら長袖のリネンシャツに合わせて、袖口からチラッとのぞくとかわいいかもしれない。
 ファッションもセットアップのアイテムが増えているから、バリエーションの多い“コモノ”は臨機応変に合わせやすいですよね。
 “コモノ”は新作発表のタイミングがファッションブランドと同じで春と秋なんですよね。シーズンごとにコンセプトをちゃんと打ち出しているし、その辺もお客さんにはわかりやすいポイントになっていると思います。

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シーズンごとに、テーマ性のあるコレクションを発表するのも特徴のひとつ。このメトロポリスでは建築をテーマに、シルバーケースとベージュのストラップを組み合わせたデザインが採用されている。

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オンタイムでも人気の鉄平石を、文字盤とストラップに採用したスレートコレクション。

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シップスプレス目黒さんが着用していたのは、コーディネイトしやすいシンプルなデザインが人気の“ウィンストン デコ”。

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スタイリスト佐野さんが着けていたのが、ウィンストン リーガルのオールレッド。シンプルだけどインパクトのある色使いがポイント。

 

5人の目利きがチョイスした、いま気になるコモノの時計6選

モデルバリエーションだけでなく、カラーや素材違いの豊富さで選べるのがコモノのポイント。そのラインナップは豊富すぎて目移りしてしまうが、ここでは座談会に参加してくれた目利きたちに、特にオススメの1本をチョイスしてもらった。一見シックでオーソドックスな並びだが、よく見るとほかのブランドには見られない際立った個性が浮き上がってくるはずだ。

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金と銀の両方揃えたいです
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個人的に派手な時計が好きなのでこの2本をセレクト。単に派手なだけでなくシルバーとゴールドの色合いがきれいで、カジュアルからちょっとしたパーティーまで幅広く使えると思います。できればシルバーとゴールドの両方揃えて、気分やコーディネイトで使い分けたいですね。(スタイリスト 佐野 旬)

(右)ウィンストン ロイヤル シルバー ブルー
■ Ref.KOM-W 2353。ステンレススチールケース& ブレス。ケース径41mm。3気圧防水。クォーツ。1万2744円
(中)ウィンストン ロイヤル ローズゴールド ブラック
■ Ref.KOM-W 2354。ステンレススチールケース& ブレス。ケース径41mm。3気圧防水。クォーツ。1万2744円

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石の質感がオリジナリティーが高い
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特殊な加工を施してストラップ表面にまで鉄平石を採用した独特の質感が素晴らしい。ほかのブランドにはない7角形ケースも面白いし、かなり個性が際立ったモデルですね。それでいてケースエッジの面取りなどはしっかりしてダレていない。この価格帯としては基本的な作り込みもハイレベルなので、時計ファンの心に響くという点も評価できますね。(編集長 船平卓馬)

(左)オーソン オリーブ スレート
■ Ref.KOM-W 4153。ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径41mm。5気圧防水。クォーツ。2万5920円

 

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捻りの効いた新世代の定番モデル
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最近のトレンドにマッチしたシンプル&クラシカルなデザインなんだけど、コモノらしいアクセントがちゃんと効いている。アシンメトリーなインダイアルなど、デザインの遊び心がさりげなくてちょっと目を引きますね。少しだけ捻った定番ウオッチとして、1本持っておくと活躍の幅が広そうです。(オンタイム チーフバイヤー 浦和智之)

(右)ワルサー ネロ
■ Ref.KOM-W 4002。ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径40mm。10気圧防水。クォーツ。2万3760円

SELECTOR VOICE
ファッション性の高い漆黒モデル
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黒で統一されていて、シップスの店頭でも非常に人気のあるモデルですね。オールブラックだけどデザインがおしゃれなので、あまり重くなりすぎずに使える点がポイントだと思います。オンオフ問わずに使えるし、合わせるファッションもあまり選ばないので、長く楽しめる1本なのではないでしょうか。(シップス プレスSEC  目黒龍太)

(中)ウィンストン ロイヤル ブラック
■ Ref. KOM- W 2352。ステンレススチールケース、レザーストラップ。ケース径41mm。3気圧防水。クォーツ。1万2744円

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大人っぽい色使いが絶妙
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ブラックとコニャックをうまく合わせたカラーリングが絶妙ですね。どちらも定番色だし、ケースデザインもオーソドックスなので、どんなスタイリングにも合わせやすいと思います。ちょっと大人っぽいコーディネイトでもいけますしね。シンプルだけどほかのブランドに比べると独特の華が感じられて、ファッションのいいアクセントになりそうです。(H ゚M ‘ S ” ウォッチストア MD 野川優司)

(左)ウィンストン サブズ ブラック コニャック
■ Ref.KOM-W 3005。合金ケース、レザーストラップ。ケース径41mm。3気圧防水。クォーツ。1万3824円

 

【問い合わせ先】
H ゚M’S” WatchStore 表参道店(☎ 03-6438-9321)
“KOMONO(コモノ)”の公式オンラインショップへ

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